FORMAT(8) — NEWS-OS Programmer’s Manual
名称
format − フロッピーディスク/ハードディスク/光磁気ディスク フォーマット ユーティリティ
形式
format [−t type] <device-name>
format [−m {2|3}] [−v] [−y] [−silent] [−cert] <device-name>
解説
format コマンドは ハードディスクや光磁気ディスク、 NEWS内蔵の 3.5 インチ マイクロフロッピーディスクおよび、 拡張フロッピーディスクのメディアを 初期化するプログラムです (拡張フロッピーディスク接続可能機種、 両面超高密度倍トラック (2ED) サポート機種については、 fd(4) を、参照してください)。
<device-name> に、raw デバイスファイル名を指定します。
ハードディスクおよび光磁気ディスクでは、 デバイスファイル名にユニットのパーティション [a-h] のどれを指定しても、 ユニット全体(パーティション c ) が初期化されます。 パーティションごとの初期化はできません。 またフロッピーディスクの場合、パーティション a がユニット全体を指すので、 a を指定してください。
初期化を行うと、そのメディア内のすべてのデータは失われます。初期化に際しては、次のことに注意してください。
1)初期化しようとしているユニットが、マウントされているデバイスを含んでないこと。
2)初期化しようとしているユニットが、スワップデバイスとして使用中のデバイスを含んでないこと。
−m {2|3}
光磁気ディスクのメディアのフォーマットモードには、 ソニー独自のフォーマットであるモード 2 と、ISO 規格のモード 3 があります。 −m オプションでこれらのフォーマットモードを指定します。
NWP-539 の場合、モード 3 をサポートしていませんから、 フォーマットモードを指定するしないにかかわらず、モード 2 として初期化されます。
NWP-539 以外は、モード 2 とモード 3 の両方をサポートしていますから、 指定したモードで初期化されます。 フォーマットモードを指定しなければ、モード 3 として初期化されます。 モード 2 でフォーマットした場合、disklabel(8) で指定する disktype は od282 になり、モード 3 の場合は、od282iso になります。
−vハードディスク/光磁気ディスクのメディアの 初期化中の詳しい情報を表示します。
−yハードディスク/光磁気ディスクのメディアの 初期化を開始するときの確認の動作を無視し、無条件で初期化を始めます。
−silent
ハードディスク/光磁気ディスクのメディアの 初期化の際の表示を一切無くし、無条件で初期化を始めます。
−certハードディスク/光磁気ディスクのメディアのチェックをするモードです。 初期化は行いませんが、テストパターンを書き込むのでもとのデータはなくなります。
−t type
フロッピーディスクを初期化する際、 現在デバイスに設定されているパラメータとは無関係に、 フォーマットタイプの中からどれかを選んでフォーマットしたい場合、 "−t"オプションでタイプ番号を指定してください。 指定できるタイプ番号は、両面超高密度倍トラック (2ED) に対応した機種で 14 種類、 他の機種では 13 種類となります。 この場合、コマンド実行前に設定されていたパラメータは保存され、 コマンド終了後に復帰されます。 この指定はマルチフォーマット対応機種でのみ有効です。 マルチフォーマットに対応していない機種でこのオプションを指定すると、 エラーとなります。 マルチフォーマット対応機種については fd (4) を参照してください。
[フロッピーディスクを初期化する場合の注意点] マルチフォーマットをサポートしている機種では、 1 つの物理的なユニットに対して、複数のデバイスファイル名があり、 それを変えるとフォーマットも変わります。 また ioctl を発行することにより、あるデバイス名に対応するフォーマットのパラメータをユーザが変更することもできます。 本コマンドでは、基本的に現在そのデバイスに設定されているパラメータで初期化を行います。
マルチフォーマットをサポートしているシステムには、 あらかじめ 13 または 14(両面超高密度倍トラック対応機種)種類の フォーマットタイプが設定されており、 各デバイスファイル名にもどれかのフォーマットタイプが初期設定されています。
3.5"フロッピーディスクドライブは、NEWS 本体内蔵のものと NEC 製の拡張ドライブでは HD フォーマットの時のスピンドルモーターの回転数が異なります。 そのためフォーマットタイプによっては、ドライブを選びますので注意してください。
また、NEC 製の拡張ドライブを使用する際は、フォーマットタイプによって背面の 640KB/1MB 切り換えスイッチを適切にセットしてください。
フロッピーディスクのフォーマットタイプとしては、 以下の 13 または 14(両面超高密度倍トラック対応機種) 種類が システムに定義されています。
タイプ名番号
-----------------------------------------------------------
FD2DD 0 news 720KB MFD
FD2HD 1 news 1.44MB MFD [S]
FD2HD10242 MSDOS 2HD 1.23MB(NEC PC9800) [N]∗
oasys 2HD
FD2DDMS9 3 MSDOS 2DD 9sect 720KB
FD2DDMS8 4 MSDOS 2DD 8sect 640KB
FD2DMS9 5 MSDOS 2D 9sect 360KB
FD2DMS8 6 MSDOS 2D 8sect 320KB
FD2HDPS 7 IBM PS/2 2HD/1.44MB [S]
FD2HCAT 8 IBM PC-AT 2HC(5.25") 1.2MB ∗
FD2DDOA 9 oasys 2DD 770KB
FD2DDOA0 10oasys 2DD cyl#0
FD1S128 11oasys 2HD trk#0 [N]∗
FD2D256 12oasys 2HD trk#1 [N]∗
FD2ED/FDAUTO 13 メディア容量自動判別 [E]
[S]... 内蔵3.5"ドライブのみ [N]... NEC製拡張ドライブのみ
[E]... 両面超高密度倍トラック対応機種のみ
∗ ... 拡張ドライブの背面 SW = 1MB (それ以外は640KB側)
各デバイスファイル名に対して初期設定されているタイプは、 以下のようになっています。
∗ マルチフォーマット対応機種
rfd00a :FD2HD
rfd01a :FD2DD
rfd02a :FD2DDMS9
rfd03a :FD2DDMS8
rfd04a :FD2DMS9
rfd05a :FD2DMS8
rfd06a :FD2HDPS
rfd07a :FD2HCAT
(パラメータ変更可能)
∗ マルチフォーマット・両面超高密度倍トラック対応機種
rfd00a :FDAUTO
rfd01a :FD2DD
rfd02a :FD2DDMS9
rfd03a :FD2DDMS8
rfd04a :FD2DMS9
rfd05a :FD2DMS8
rfd06a :FD2HDPS
rfd07a :FD2HCAT
(パラメータ変更可能)
∗ 拡張フロッピー接続可能機種
rfd00a :FD2HDrfd20a :FD2HD1024rfd30a:FD2HD1024
rfd01a :FD2DDrfd21a :FD2DDOArfd31a:FD2DDOA
rfd02a :FD2DDMS9rfd22a :FD2DDMS9rfd32a:FD2DDMS9
rfd03a :FD2DDMS8rfd23a :FD2DDMS8rfd33a:FD2DDMS8
rfd04a :FD2DMS9rfd24a :FD2DMS9rfd34a:FD2DMS9
rfd05a :FD2DMS8rfd25a :FD2DMS8rfd35a:FD2DMS8
rfd06a :FD2HDPSrfd26a :FD1S128rfd36a:FD1S128
rfd07a :FD2HCATrfd27a :FD2D256rfd37a:FD2D256
(パラメータ変更可能)
∗ その他の機種
rfd01a(rfd0a) :FD2DD
rfd00a(rfh0a) :FD2HD
(いずれもパラメータ変更不可能)
関連ファイル
/dev/rsd[0-1][0-6][a-h]raw ファイル(キャラクタスペシャルファイル)
/dev/rfd[023][0-7]araw ファイル(キャラクタスペシャルファイル)
/dev/rfd0araw ファイル(キャラクタスペシャルファイル)
/dev/rfh0araw ファイル(キャラクタスペシャルファイル)
NEWS-OSRelease 4.2.1R