DITROFF(5) — NEWS-OS Programmer’s Manual
名称
ditroff − 文書整形処理用言語に関する解説
解説
ditroff は出力機器に関係なく、 シフト JIS コードだけで タイプセットされた文書 を出力します。 その内容では出力するページでの それぞれの文字の位置、 またタイプセットする機器、 フォント、 ポイントなどを定義します。 現在使用できる コマンドは以下のとおりです。 ほとんどの場合、 数値は n で表わされ ASCII 文字列となります。 [ ] の中の文字列はオプションです。 ditroff はそれらを生成しますが、 言語の仕様として特に 必要というわけではありません。 文字列 \n は改行の標準的な内容を示します。 コマンドの間の空白には 意味はありません。 空白を示す文字は全て、 空白または改行で示します。 任意の長さの数値またはワードから 構成される全てのコマンドの 後には空白を指定すること。 例えば、 文字のポイントを示す場合のコマンド、 s### は 1 つの空白または 改行が後に指定されます。
sn 文字のポイントを指定します。
fn 指定番号に設定されたフォントが 使用されます。 指定できるのは 0 からその時 設定されている最大の番号までです。 0 は特別な位置で、 ditroff によって呼出されますが、 ditroff のユーザは直接指定することはできません。 通常、 フォント番号は 1 から使用されます。
cx そのページの現在の位置に文字 x を生成します。 文字 x は 1 つのシフト JIS 文字です。
Cxyz 特殊文字 xyz を生成します。 その文字の名称は空白で区切られます。 その名称はファイル DESC.out 内の機器仕様で指定される タイプセットの機器に有効な特殊文字の 1 つとなります。 このファイルはタイプセッティング機器に 限定されたディレクトリ内に存在します。
Hn そのページの水平位置を指定数値の位置に変更します。 その数値は DESC.out で指定される動作の基本単位です。 これは絶対 "goto" を意味します。
hn 指定数値を現在の水平位置に加えます。 これは相対 "goto" を意味します。
Vn そのページの垂直位置を指定数値の位置に変更します。 (下方向が正の値)
vn 指定数値を現在の垂直位置に加えます。
nnx 2 桁の数値と シフト JIS 文字から構成されます。 内容は hn と cx の組み合わせと同じです。 2 桁の数値が現在の水平位置に加えられ、 シフト JIS 文字 x が生成されます。 これは、文字指定のもっとも一般的な方法です。
nb a 行の最後であることを示します。 水平位置が 0 に設定されていれば、 何もする必要がありません。 さらに文字を印刷するよう要求する前に、 ditroff はそのページに再度 x,y 座標を指定します。 最初の数値 b はその行の前の空白の量を示し、 次の数値 a は後の空白の量を示します。 b と a は空白で区切ります。
w 入力文書の各単語間に w を出力させます。 何も動作は行われません。 別の機器でも簡単にエミュレート出来るようにするために、 含まれています。
pn 新たにページを始めます。 ページ番号は n で指定します。 そのページの垂直位置は 0 に設定されていなければなりません。
{ 現在の環境設定、ポイント、フォント、位置を保存します。
} 保存しておいた環境内容に戻します。
#.....\n #で始まる行はコメントとみなします。
Dl x y\n 現在位置から x, y まで線を引きます。 線を引いた直後は、 x, y が現在位置となります。
Dc d\n 現在位置 (x,y)を円の左端の点として、直径 d の円を描きます。 円を描いたあとの現在位置は円の右端の位置、 x+d, y となります。
De dx dy\n
現在位置 (x, y)を楕円の左端の点として、 指定の軸長で楕円を描きます。 dx は x 方向の軸となり、dy は y 方向の軸となります。 楕円を描いた後は、 x+dx, y が現在位置となります。
Da x y r\n
半径 r で現在位置から x,y までの円弧を反時計方向に描きます。 円弧を描いた後の現在位置は x, y となります。
D~ x y x y...\n
現在位置を始点にして、 複数の x,y 座標点を通るスプライン曲線(うねり線)を描きます。 最終位置は最後の x,y 座標となります。 現在のところ36個までの x,y 座標を指定出来ます。
x i[nit]\n タイプセット機器を初期化します。
x T device\n
タイプセットする機器の名称。 −T オプションへの引数と同様です。
x r[es] n h v\n
タイプセットする機器のインチ毎の解像度をnで示す。 水平方向での動作が基本インクリメント h の単位で 発生することがあります。 垂直方向の動作は基本インクリメント v の単位で 発生することがあります。 例えば、レーザプリンタ NWP-533/537/543/550 は インチ毎に 400 インクリメントの基本解像度を持ち、 どちらの方向へも 1/400 インチ単位で移動出来ます。 その場合の指定は、x res 400 1 1 となります。
x p[ause]\n
ポーズする。 現在のページを最終としますが、そのタイプセッタを放棄するわけではありません。
x s[top]\n 停止する。 現在のページを最終とし、そのタイプセッタを放棄します。
x t[railer]\n
トレーラーを生成する。 機器によっては動作しない場合があります。
x f[ont] n name\n
フォント名称 name を番号 n にロードする。
x H[eitht] n\n
文字の高さを n ポイントに設定する。 これによって文字は伸びたり、縮んだりする。 文字の幅には適用されません。
x S[lant] n\n
スラントを n 度に設定する。
関連ファイル
/usr/sony/lib/font/devnwp533/DESC.out
NEWS用レーザプリンタフォント情報ファイル
関連事項
ditroff(1), xprev(1), nftoif(1)
NEWS-OSRelease 4.2.1R